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2006月1月31日
 豊かなオアシスに恵まれた原油の宝庫    (サウジアラビア王国東部州)

 その1 東部州の紹介    (Vo.1 Introduction of East Province) 著: 高橋俊二




   6. 東部州の水資源
  
   6.1 地層水
  
   6.2 再生水

  
   6.3 ジュベイルの脱塩プラント
  
   6.4 ハサ・オアシスかんがい計画
  


6. 東部州の水資源

6.1 地層水 Page Top

ハサ オアシス(Hasa Oasis)、カティーフ(Qatif)およびタルート島(Tarut Island)に在る天然の豊富な地層水は東部州の社会および環境の発展の基礎的な要素である。しかしながら、現在では工業用、農業用および家庭用の増大する需要をこの再生不能な水資源で賄うのは不可能であると早くから分かってはいた。この問題へ対応は「1960年代および1970年代初期に水の漏洩を最小限に止め、排水を改造し、様々な農地に潜むがん塩分を減らし、もっと多くと水をかんがいに使える様にする為にハサ オアシスかんがいシステム全体を再構築し直した」のが最初である。その直ぐ後で政府は海水脱塩化事業に乗り出した。ジュベイルに現在ある脱塩プラントは世界最大で日産2億ガロン(5万トン)の清水を製造している。その多くはリヤドに送水管で運ばれ、首都上水網への給水の8%を供給している。その残りはこの地方で使用している。東部州のその他の地域の水消費に対しては海岸沿いに建設された他6ヶ所の造水プラントから供給されている。

6.2 再生水 Page Top

1990年から1995年までの第5次五ヵ年計画では責任ある水使用が施策となり、農業は再生不能な地層水源使用に頼りすぎている事が指摘された。需要の増大は制限され、都市下水の再生水の農業への利用が強調された。この政策の成功は政府の他の農業政策に密接に結びついている。ジュベイルではそれが可能な事を示した。既に数年来、ジュベイルでは再生水の農業への利用が通常のかんがい方法となっていた。王立委員会の指示で、緑化事業の為のかんがい用水は下水処理水から得られている。工業排水は工業用に再生されたり、消化用水に使われたりしている。前述の様に政府は2015年までには都市下水の全量再生水化を計画している。さらに現在、王立委員会は清水の供給無しで育つ、耐塩性植物の実験を行っている。将来的にはそれらの植物は家畜飼料として開発されるだろう。

6.3 ジュベイルの脱塩プラント  Page Top

ジュベイルの脱塩プラントは世界最大で、ジュベイルの工場群の冷却用取水も含めた大規模な水路から取水している。この大規模な取水システムの流れはチグリス(Tigris)とユーフラテス(Euphrates)2つの川の流水量の2/3に相当する。

ジュベイルの既存脱塩プラントでは日産2億ガロン(5万トン)の清水を製造している。このプロセスでは電気もある程度生産し、自営している。前述の様に現在、建設中のラス・アル-ゾウルおよびジュベイルは将来需要を見越し、80万立方米/日、34万立方米/日と一桁大きな造水規模のプラントである。

6.4 ハサ・オアシスかんがい計画 Page Top

1960年代末期から1970年代初期のハサ・オアシスかんがい網の再編、再建を目指した政府のプロジェクトはハラダ(Hard)に政府農場を設立した後の王国初期の最大規模の農業プロジェクトであった。ハラダの様にその占める規模は顕著な農業的および社会的な啓発となった。


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