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2006月1月31日
 豊かなオアシスに恵まれた原油の宝庫    (サウジアラビア王国東部州)

 その1 東部州の紹介    (Vo.1 Introduction of East Province) 著: 高橋俊二




   5. 東部州の交通
  
   5.1 道路
  
   5.2 バハレインへのコーズウェイ

  

   5.3 今日の鉄道
  

5. 東部州の交通

5.1 道路Page Top

長い間、様々な道路建設が王国の他の地域同様に東部州の基盤整備の最重要課題であった。広大な距離を全国規模の道路網のつなげる為に網羅しなければ成らなかった。政府はジュベイル工業都市を道路網に結ぶ為の6車線の無信号道路、4から6車線の高速道路、支線道路、地方道路および2,500トンの重量運搬の為の特殊道路等の建設をした。

クウェイトへの道路もリヤド(Riyadh)とカシーム(Qaseem)の幹線道路の中間のアル-マジマア(Al-Majma’ah)からアル-アルタウィヤ(Al-Artawiyah)およびハファル・アル-バーティン(Hafar al Batin)を経由してクウェイトへ抜ける内陸道路およびダンマン(Dammam)とハファル・アル-バーティン(Hafar al Batin) の幹線道路の中間のアブ・ハドリヤ(Abu Hadriyah)からアル-カフジ(Al Khafji)を通り、クウェイトへ抜ける海岸に近い道路が二大幹線道路として中央分離帯のある複々線のハイウェイとして2004年末までには完成していると思われる。                                                    

5.2 バハレインへのコーズウェイPage Top

ファハド王コーズウェイの完成でサウジアラビアとバハレインは始めて陸続きとなった。土木建設の傑作であるこのコーズウェイは25kmの長さがあり、世界で最長、唯一である。その建設には12億ドルの費用と4年の歳月を費やし、1986年に開通した。このコーズウェイは浅い海を5つの橋と長く伸びた埋め立て突堤で結んでおり、税関や沿岸警備隊の施設を含み、人工島としては最大である。1990年には100万台以上の車が300万人以上の人運ぶのに使われた。

5.3 今日の鉄道Page Top

ダンマン/ホフーフ/ハラダ/カルジ/リヤド鉄道 (the Dammam-Hofuf

-Harad-Kharj-Riyadh railway)は元々、1951年に完成していた。新しくハラダとカルジを除く、もっと直接的で短距離の北ルートの鉄道が1980年代に完成した。鉄道は東部州の経済活動に引き続き重要な役割を占めている。その主な事業は貨物運送であり、その所有車両数は43台の機関車、58台の客車および1,565台の貨車である。北ルートの完成もあって長い間、使われていなかった南ルーとも貨物の増大で2003年頃から再び使われる様に成った。国都であるリヤドと主要な湾岸の港ダンマンを結ぶ重要な役割を持つ、鉄道の運営は1966年に設立されたサウジ鉄道機構(the Saudi Railroad Organization)によって行われている。

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